寺社86-②「水と農耕の神を祀る戸隠神社 奥社に初詣 2021」帯状疱疹完治を医師から告げられた日に、その足で、毎年、初詣に訪れる戸隠神社奥社に遅い参拝。奥社入口から深い積雪のある参道を歩きます。今年は積雪が深く、また、前日に降った雪のおかげでスリップして苦労することなく、奥社に到着。今年の充実の祈願と帯状疱疹完治のお礼をしました。
戸隠山は信州三大修験場の一つだけあり、森閑とした杉並木に冷涼な雰囲気のなか、参拝し、神との交信を感じる参拝となりました。

大鳥居をくぐります。鳥居の上にもかなりの積雪。

隋神門までは平たんな道で15分ほどの道のりです。


隋神門が見えてきました。神域に邪悪なものが入り来るのを防ぐ御門の神をまつる門です。



隋神門をくぐると天然記念物の見事な杉並木の道となります。奥社まで夏時間で25分ですが、雪道では40分ほどかかります。


参道は傾斜を増して、さらに、つるつるです。雪が深いところを歩き、スリップによる転倒をしないように歩きます。

滝も凍っています。

なんとか、全員が転倒せずに手水所にたどり着きました。

ここから急坂を上ると九頭竜社があります。参拝します。周りを雪囲いの建物で覆われています。



奥社に到着。しっかりと願い事を祈ります。今年もよい年でありますように。

行きはよいよい帰りは恐い。スリップしてしまいました。
◎戸隠神社奥社(戸隠観光協会ホームページ)
祭神 天手力雄命(あめのたぢからおのみこと)
由緒 日本神話にある、天照大神が天の岩屋にお隠れになった時、無双の神力をもって、天の岩戸をお開きになった天手力雄命を戸隠山の麓に奉斎した事に始まります
戸隠神社の御本社として全国に開運、心願成就、五穀豊熟、スポーツ必勝などの御神徳が広宣され多くの崇敬者が登拝されます参道は約半里(2キロ)、中程には萱葺きの赤い随神門があり、その先は天然記念物にも指定されている樹齢約400年を超える杉並木が続いています。
◎九頭竜社(戸隠観光協会ホームページ)
祭神 九頭龍大神(くずりゅうのおおかみ)
由緒 鎮座の年月不明ですが、天手力雄命が奉斎される以前に地主神として奉斎され、心願成就の御神徳高く特別なる信仰を集め、また古来より水の神、雨乞いの神、虫歯の神、縁結の神として尊信されています。

「信玄の隠し湯 松代温泉 松代荘 黄金の湯」信州の松代は真田の遺構が多く残り有名だが、温泉地としても源泉の効能の高さで知られます。茶褐色の温泉が豊富に湧き出しています。本日は、その一つの日帰り温泉もできる「国民宿舎 松代荘」の黄金の湯に来ました。内湯だけであったのを立派な露天風呂を作り、リニューアルオープンしました。

国民宿舎なのでロビーも広々です。

フロントで入浴料510円を支払い、奥に進むと「黄金の湯」の入口。


男湯。脱衣所はコインロッカー。100円玉が必要ですが、返還されます。

温泉の入口には真田家の家紋「六文銭」。真田の里らしい。
大変人気のある温泉でここから先は撮影はNG。

露天風呂はこんな感じ。茶褐色の湯で、いかにも効能ありそう。
<余禄>温泉の外では源泉の茶褐色の結晶で温泉ガス抜きタンクを覆っています。


〇松代温泉
住所 長野県長野市松代町東条3541
源泉名 新3号泉
湧出地 長野県長野市松代町東条字長札177-1
湧出量 掘削による自噴 740ℓ/分
泉質 ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉(高張性中性高温泉)
泉温 43.89℃
知覚 ほとんど無色透明、鉄味・炭酸味を有す。また、二酸化炭素の湧出を認める
pH 6.7
源泉かけ流し。
黄金色に輝く含有成分多彩なかけ流し100パーセント
源泉は、毎分740Lの豊富な湯量を誇ります。温泉は45度近く。加温や加水することなく浴槽を満たしています。黄金色のお湯は特異で温泉に含まれる成分は全国でも有数の量を誇ります。鉄分、カルシウム、塩分、二酸化炭素など美肌や傷の修復、生体調整作用などに効果があると言われています。
◎国民宿舎 松代荘(ホームページ)
長野県長野市松代町東条3541026-278-2596
営業時間 10:00~22:00(最終受付21:30)
料金 大人510円 / 小学生200円 / 幼児無料 時~20 時
駐車場 200台 施設前
「二度付け禁止の居酒屋 串カツ田中」長野灯明祭りの最終日。コロナ禍の中、日曜日ということもあり、居酒屋で開いている店が少ない。長野駅に向かって歩いて行くと開いている店があった。何度もお世話になった「串カツの田中」。
疲れていたこともあり、暖簾をくぐり入店。店内はほぼ満員。
まずはコロナ対策にびっくり。洗面所に連れていかれて手を洗わされ、そのうえでアルコール消毒。案内された席は壁にへばりついた二人掛けのカウンター席。対面でないから良いかな。
この店は大阪の串カツ文化を持ち込んだ店。たれの二度付けを禁止。コロナ禍なので、さらに、たれは小皿に適量出して食べる方式に。
アルコールは3杯飲めば得するというカードをしつこく誘われ、注文。貧乏性のために飲みすぎました。お勧めできません。
串カツは外れはないのでまずまず。この店ではキャベツが付け出しでお代わり自由。4回以上のお代わりが私の鉄則。5回お代わりしました。
コスパよく、失敗なく、串カツ食べるならお勧めです。

店内は結構な混雑

まずは、付け出しのキャベツ。

そして、注文をとりながら、格安で、得というカードの購入を勧められる。500円。3杯以上で得というが・・・・・・。




メニューを覗き、串カツを適当に注文。アルコールは中生ビール。

中生ビール。399円。本当は大生が良かったが、カードで注文できるのは400円以下と判明。「最初に説明しろよ。」。

串カツがてんこ盛りできました。アツアツでからりと上がり、良し。


いろいろなタレがあり、好きなものを小皿にとります。

串カツ以外は注文する必要ない店ですが、冷奴だけ注文。280円。

この飲み物はびっくり。焼酎の中で浮いているのはショウガ甘酢漬け。寿司の付け合わせのガリ。しかし、意外と合うのでお勧め。

気が付けば、さらに店は混んでいます。コロナ禍は長野では、いや、この店では、別世界の話でした。
◎串カツ田中 長野店
☎ 026-262-1194
長野県長野市北石堂町1435
営業時間 [月~金] 16:00~23:30 [土・日・祝] 12:00~23:00
不定休(ほぼ無休)
「長野善光寺灯明祭りのために、ホテル 国際21に逗留」
善光寺灯明祭り見物に。我が古民家から長野市の善光寺まで50キロほど。
宿泊するほどの距離でもありませんが、長野の中で、宿泊ランキングトップのホテル「国際21」が「長野県民向けの特別宿泊プラン」を出していたので宿泊することに。ツインルーム31㎡の展望塔の部屋・朝食付きが10000円一寸の割安価格。
さすがに、トップのホテルとはいえ、開業から時間がたっているせいもあり、設備等に歴史を感じる部分もありますが、さすがに、一流ホテル。気持ちよくホテルライフを楽しめました。


長野市にしては高層ビルです。駐車場は玄関前と道を隔てた部分に平地の駐車場があります。料金は1000円。

玄関に掲げられた「長野ロータリー」の記章。長野市に居住して仕事をしていた時に加入しており、毎月、このホテルで例会が行われていました。

ロビー



本日、宿泊した部屋。8階の角部屋です。眺めが素晴らしい。

遠くに見えるのは菅平。
<朝食>


地下一階のイタリアンレストランが会場。地下一階とは言え、庭が見える半地下で明るい。
食事は和食か洋食で選べます。食材が良いものを使用しているので、一つ一つが美味しい。

和定食

洋食
◎ホテル 国際21(ホームページ)
1969年(昭和44年)、総合結婚式場として開業した地域密着型ホテル。
1998年(平成10年)に開催されました冬季長野オリンピック及び冬季長野パラリンピックの際はIOC・IPCの本部ホテルに指定いただき、現在に至っております。
ホテル国際21が目指す姿は、『地域に根差し、長野県のお客様はもちろんのこと日本全国及び海外から御来館いただきましたお客様に満足いただける。更には感動していただけるホテルサービスを提供すること』でございます。
開業以来、50年間の歴史の中で培い伝承してきました「おもてなしの心」で
長野県長野市県町576
Tel 026-234-1111 026-234-1506(予約)
「真田氏の歴史をたどる旅 真田宝物館」長野県松代町は真田氏の居城であった松代城址、松代藩の藩校、真田氏居宅などの歴史的有形遺産がたくさんあり、観光名所となっています。生憎の大雨でしたが、まず、真田の歴史を頭に整理するために「真田宝物館」に入館します。
以前に比べてもとてもよく資料が整理されていました。松代観光では、まずここに入られることをお勧めします。入館料600円。


真田宝物館の入口と館内。正面の六文銭を含む3つの紋は真田家の紋。

代表的なのが六文銭の家紋。六文は三途の川の渡し賃と呼ばれ、死者が亡くなった後に通るとされる六つの道(地獄、餓鬼、畜生、阿修羅、人間、天上)をそれぞれ通るのに必要なお金を現しています。
「洲浜紋」は縁起の良い紋といわれ、洲浜とは、三角洲のこと。真田家は祝い事のときに「洲浜紋」を用いたらしいです。
「結び雁金紋」は「幸せを運ぶ鳥」として有名な雁(がん)を使用した紋。真田家は替紋として使用し、平時(生活用品など)にこの紋を用いたそう。

松代城の鬼瓦。なかなかの迫力。

たくさんの真田家由来の宝物が理解しやすいように整理されて、展示されています。



戦国時代から江戸時代、明治時代まで絶えることなく続いた真田家の当主。

「結び雁金紋」の羽織。


特別展示として、参勤交代で江戸と国とを行き来した藩士の江戸での生活の資料が展示されてました。国を懐かしみ、国元に帰るのを楽しみにして過ごした藩士の生活がわかりやすく展示されてました。



空気銃。初めて見ました。形が面白い。



真田家の陣笠。



贋作の多い谷文晁作とあります。真田家にあるのだから本物でしょう。

最後に、記念写真のパネルがありましたが、コロナ感染防止で使用できないようになっていました。
松代を訪ねたら、まずは宝物館で歴史の外観をつかんで見学することをお勧めします。
<関連ブログ>
「真田氏の歴史をたどる旅 松代城」
◎真田宝物館(ウィキペディア)
長野県長野市松代町にある真田氏の文化財を収蔵する市立の博物館。
真田家から譲り受けた収蔵品の武具・刀剣・調度品・絵画・古文書などを展示。特に古文書が多く総数はおよそ5万点。
真田公園内にあり、近隣には旧真田邸や文武学校がある。
◎松代城(ウィキペディア)
信濃国埴科郡 海津(現・長野県長野市松代町松代)にあった日本の城跡である。元々は海津城(かいづじょう)と呼ばれていたが貝津城とも言われた。また茅津城(かやつじょう)とも言われ茅の生い茂った地であったと伝える説もある。形式は輪郭式平城。国の史跡に指定されている。
別名 海津城、貝津城、長野城
城郭構造 輪郭式平城
天守構造 不明
築城主 武田信玄
築城年 1560年(永禄3年)
主な改修者 田丸直昌、森忠政
主な城主 武田氏、田丸氏、森氏、真田氏
廃城年 1873年(明治6年)
遺構 石垣、土塁、堀
指定文化財 国の史跡
再建造物 太鼓門、堀、石垣、土塁など

