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2020.5.15-16「飯山の農的生活 米作り六年目⑤ 田圃の代掻き」

「飯山の農的生活 米作り六年目 ⑤田圃の代掻き」

田植えを5月20日から3日間と定めました。その3日前には「代掻き」をします。特に、当家の田圃は「水漏れ」がして、水の管理が難しいこと、また、苗は手植えなので、田圃の水平を獲ることは田植えをスムーズに行うために重要です。
田圃に耕運機を入れて、水の入った田をかき回します。耕運機には代掻き用の車輪とレーキを取り付けます。レーキは田圃の土を切り取るとともに、車輪でかき混ぜた土を平らにならします。代掻き後、土が落ち着いた3-4日後が田植えの適期です。

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レーキを取り付けて、代掻きバージョンに耕運機に変身させました。

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「代掻き」前の「壱の田圃」。

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いよいよ、「代掻き」がスタート。今年は乾きが良かったためか田圃の土がずいぶんあらいです。

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「壱の田圃」の代掻き終了。3時間ほどかかりました。

続いて、「弐の田圃」の代掻きにかかります。

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代かき前の田圃は凸凹です。これを平らにならします。

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耕運機で十分にならせなかったところは「レーキ」を使って、人力で直します。

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「弐の田圃」は1時間半ほどで終了。耕運機の準備も含めると1日がかりです。

朝7時からアスパラ収穫、午後の代かきで、ヘロヘロです。農業は大変だ。

農業は自然との闘い。自然の恵みを受けて成り立ちますが、同時に、自然の猛威にもさらされます。リスクのある仕事です。

◎代掻きの目的・効用
具体的には代掻きには次のような目的・効果があります。
1.田んぼの水漏れを防ぐ。
2.土の表面を均して、均平にし、苗がむらなく生育するようにする。
3.苗を植えやすくし、苗の活着と発育を良くする。
4.元肥をむらなく混ぜ込む。
5.藁や雑草を埋め込む。
6.雑草の種を深く埋め込むことにより、雑草の発芽を抑える。
7.有害ガスを抜き、有機物の腐熟を促進する。






2020.5.15「飯山の農的生活 米作り六年目④ 田圃の水入れ」

「飯山の農的生活 米作り六年目④ 田圃の水入れ」

田起こしした田んぼに水を入れます。これで水持ちを確認します。水漏れや水持ちが悪いようであればその箇所を修復します。今年は昨年に続き暖かいために、育苗の生育も早く、師匠には昨年同様の早めの田植えを勧められました。田植えを5月20日から3日間と定めました。その3日前には「代掻き」をします。「代掻き」は5月16-17日としました。
水入れは5月15日の早朝から初めて、午後には満水状態にしました。畔からの水漏れがあり、調べるとネズミによる穴が開いていました。畦切で発見したところはビニール袋に土を入れて小さな土嚢を作り、修復をしましたが、まだありました。
いよいよ、本格的な稲作が始まります。

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田起こしの終わった田圃に水を入れます。

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水は山から落ちて、我が家の種(融雪池)を巡って、流水溝に流れます。流水溝には近くの山から豊富な雪融け水が供給されます。

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流水溝から水路に水が引き込まれます。それをパイプで田んぼに入れます。

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水入れ後の田圃(一の田圃)

◎水をためる目的(「クボタのたんぼ」サイトを参照)
1. 稲を寒さから保護します。水は比熱が大きいので「熱しにくく、冷めにくい」という性質があります。田植えの直後の低温や、冷害などへの対処として、水を深く入れることにより、稲を保温することが出来ます。
2. 養分を含んだ川の水を溜めることにより、チッソ・リンサン・カリはもちろん、微量要素まで、さまざまな肥料分を供給することが出来ます。
3. 水を溜めることで連作障害を無くし、同じ作物を毎年栽培し続けることが出来ます。次のような機能によります。
・川の水を溜めると、不足しがちな微量要素を補給してくれる。
・逆に、過剰な成分は水が流し出してくれる。
・田んぼに水を溜めると、土のなかは酸欠状態になり、有害な微生物や線虫などの生物が死滅する。
4. 雑草の発生を抑えます。田んぼに水が溜まっていると、土のなかは酸欠状態になります。この条件で生育出来る雑草が少ないため、多くの雑草を防除することが出来ます
5. 土のなかの水分調節が不要で、安定的に稲を育成出来ます。


2020.5.2-5.6「飯山の農的生活 米作り六年目③ 田起こし」

「飯山の農的生活 米作り六年目③ 田起こし」

暖かい日が続き、苗の生育も順調とのことで田植えを5月20日にすることに決め、逆算して「田起こし」、「水入れ」、「代掻き」の日程を決めます。
「田起こし」はぬかるんだ部分のある田圃のため、毎年、ぬかるんだ部分に耕運機がはまり、大変な苦労をします。そのため、ぬかるんだ部分は鍬で起こします。
今年も、少しでも耕運機で起こして、楽したいとの欲がまさり、耕運機がはまり込み、泥田から引っ張り出すのに大変な苦労をしました。ぬかるんだ部分は全体の1/3ほどあり、足場の悪い中、鍬で起こしました。のべ2日をかけて終了。へろへろになりました。農業は過酷です。それでも、鍬で起こした中からどじょうが現れたり、楽しい発見もありやめられません。
今年も、美味しいお米を皆様にお届けすします。

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晴天続きですっかり乾いた田圃(「一の田圃」)

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除草剤は基本的に使用しませんが、肥料は使用します。今年から「ながの水稲専用」を使用します。およそ、1反の田に2袋播きます。

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手動の肥料播き機。耕運機・脱穀機以外は人力です。

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耕運機で耕運します。

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耕運機でできるところは耕運し、残ったところはぬかるんでいるため、耕運機で耕運できないので、鍬で起こします。

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一鍬、一鍬、気合を入れて。へろへろになります。

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なんとか「一の田圃」の田起こしが終了しました。延べ、2日かかりました。

続いて、「二の田圃」にかかります。

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「一の田圃」よりもぬかるみがひどいところがあり、鍬で起こすのも大変です。

毎年、土壌改善を客土で、試みますが改善しません。根本的に直すにはパイプを入れて、排水できるような工事が必要といわれましたが・・・・。

◎田起こしの目的(「クボタのたんぼ」サイトを参照)
秋に田んぼの水を抜いて乾かし、春に深く耕して地力を向上させ、収量を増やす方式です>
1..土を乾かす
土が乾くとチッソ肥料が増加します。土に含まれる窒素は、植物が利用しにくい有機態窒素の形で存在しています。土が乾くと、微生物による有機態窒素の分解が促進され、植物が吸収しやすい無機態窒素に変化します。これを「乾土効果」と言います。
また、土を起こして乾かすと、土が空気をたくさん含むので、稲を植えたときに根の成長が促進されます。深く耕すほど高収量が得れらるという意味で「七回耕起は、肥いらず」「耕土一寸、玄米一石」などと言われてきました。
2.肥料を混ぜ込む
肥料をまいてから田起こしをすれば、土に肥料をまんべんなく混ぜ込むことが出来ます。

3.有機物を鋤き込む
稲の切り株や刈り草、レンゲなどの有機物を鋤き込むことが出来ます。この有機物を微生物やミミズなどが分解して、養分を作り出します。これが有機質肥料です。有機質肥料の中には、チッソ・リンサン・カリをはじめとして、微量な養分も含まれています。
4.土を砕いて団粒化する
土を細かく砕き、植物が腐って出来た有機物である「腐植」とくっついて、直径1~10mmの小粒になったものを「団粒構造」と言います。


2020.5.1-5.5「飯山の農的生活 米作り6回目① 畦切、田んぼの整備」

「飯山の農的生活 米作り6年目② 畦切、田んぼの整備」

5月の声とともに、田起こしの準備を始めます。まずは、豪雪の重みでつぶれ、幅広になった畦を切って、元の広さに戻します。そのままだと田圃が狭くなり、収量が落ちるためです。さらに、畦の雑草刈り、田圃の水路の整備をします。水路は冬の間に泥がたまったり、雑草や畦がつぶれて狭くなったりしています。そのままにしておくと水路を流れる水が越水して、田んぼに水が入り込むため稲作で大事な水管理が難しくなります。

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まずは畦の雑草を刈ります。

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スコップで畦を切っている途中。2枚の田圃にスコップでコツコツやるのは相当な 重労働です。もちろん、ヘロヘロです

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水は手前から奥に流れています。水路整備の途中で、水路に水を入れられたために、終わっていない狭いままの水路から越水しました。奥の田圃に水が入っているのが見えます。

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水路をなんとか広げて、やっと、越水が止まりました。水路は共同使用のため、他の農家の作業とうまく日程を合わせてやっているつもりでも、こんなことが起こります。今回はも水路に水を入れるのを作業が終了するまで止めてもらいました。

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もともと、ぬかるんだ部分のある田圃ですが、結構、水が入ってしまいました。まあ、代掻きで水いれるから良いか。

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写真が横倒しですが、水路が先の方はくさで覆われ見えません。手前は水路整備が終わったところ。


◎田起こしの目的(「クボタのたんぼ」サイトを参照)
秋に田んぼの水を抜いて乾かし、春に深く耕して地力を向上させ、収量を増やす方式です>
1..土を乾かす
土が乾くとチッソ肥料が増加します。土に含まれる窒素は、植物が利用しにくい有機態窒素の形で存在しています。土が乾くと、微生物による有機態窒素の分解が促進され、植物が吸収しやすい無機態窒素に変化します。これを「乾土効果」と言います。
また、土を起こして乾かすと、土が空気をたくさん含むので、稲を植えたときに根の成長が促進されます。深く耕すほど高収量が得れらるという意味で「七回耕起は、肥いらず」「耕土一寸、玄米一石」などと言われてきました。
2.肥料を混ぜ込む
肥料をまいてから田起こしをすれば、土に肥料をまんべんなく混ぜ込むことが出来ます。
3.有機物を鋤き込む
稲の切り株や刈り草、レンゲなどの有機物を鋤き込むことが出来ます。この有機物を微生物やミミズなどが分解して、養分を作り出します。これが有機質肥料です。有機質肥料の中には、チッソ・リンサン・カリをはじめとして、微量な養分も含まれています。
4.土を砕いて団粒化する
土を細かく砕き、植物が腐って出来た有機物である「腐植」とくっついて、直径1~10mmの小粒になったものを「団粒構造」と言います。

2020.4.29、5.2「はるちゃんの米作り 六年目 ①種まき・苗代田への移動の手伝い」

「はるちゃんの米作り 六年目 ①種まき・苗代田への移動の手伝い」

今年は例年より早く、稲作の師匠の育苗作業の手伝いに集落の主だった人が集まり、苗づくりの作業を手伝います。
苗は種もみを苗床に機械で均質に播き、その苗床を育苗田に並べて保温し、稲刈りの時期が秋の適期になるように苗を育てます。全員が息の合った流れるような作業が必要になります。

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土入れが完了した育苗箱に、種籾をまきます。田植機の植え付け爪が均質に掻き取ることが出来るように、均質にまくことが大切です。

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種まきの終わった育苗箱は育苗棚で発芽まで管理されます。

<参考>育苗箱
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二つの場所で発芽管理してましたが場所によりこんなに大きな差がありました。微妙な気を遣う仕事です。

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師匠から本日の作業について指示がありました。

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発芽した育苗箱を軽トラックに積み込みます。育苗箱はかなり重いので重労働。チームワークよく積み込みます。

育苗箱を苗代田に運び、並べます。全員で役割分担して効率的に作業をします。

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まず、苗代田にマルチシートを敷き詰めて、その上に育苗箱を列に並べていきます。

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並べた育苗箱に肥料水をかけます。

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ビニールトンネルを作る作業。被覆鉄線を苗代田の土に差し込み、アーチ型の骨組みを作ります。

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保温のためにビニールトンネルで覆います。三人がかりで農業用ビニールを伸ばしながら、アーチ型の骨組みに覆います。これで作業終了。

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さらに、もう一枚の苗代田で同じ作業を行います。

全員の力とチームワークで効率的に作業が終了しました。例年ですと、師匠のご自宅でみなさんの手伝いに対して豪華なお昼を提供いただきますが、今年は、コロナ騒動のために、ビールと折り詰めがふるまわれました。
日本の農業は機械化が進んだとはいえ、まだまだ、労働集約的な仕事も多く、多くの人手が必要です。、多くの人たちが農業にやりがいを見出して、関わってくれることを願うばかりです。

移住後に始めたお米作り。いよいよ、6回目の稲作がスタートしました。集落で立ち上げたブランド米「かざまつり」を丹精込めて作ります。

<余禄>まったく同じ作業を5月2日にもやりました。


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